VASPのサンプルやってみたシリーズ。今回はfcc Si bandstructure。
fcc Siのバンド図を書こうというもの。
INCAR、POSCAR、POTCARは”fcc Si“と”fcc Si DOS“と同じ。CHGCARは”fcc Si DOS“の結果をコピーしてくる。
Contents
KPOINTS
k-points for bandstructure L-G-X-U K-G
10
line
reciprocal
0.50000 0.50000 0.50000 1
0.00000 0.00000 0.00000 1
0.00000 0.00000 0.00000 1
0.00000 0.50000 0.50000 1
0.00000 0.50000 0.50000 1
0.25000 0.62500 0.62500 1
0.37500 0.7500 0.37500 1
0.00000 0.00000 0.00000 1
KPOINTS is different from previous ones.
これまでと違うのがKPOINTS。
3行目: “L”で始まると”line-mode”。ブリルアンゾーン内の特殊な点をつなぐバンド図を計算できる。
4行目: 座標の指定の方法。
5行目以降: 座標とweight。
ブリルアンゾーン内の特殊な点(対称性の良い点)は、bilbao crystallographic serverからKVECを選択、空間群から調べることができる。fccの空間群はFm-3m (225)で各特殊点の位置は下記のようになる。

各座標も表にまとめられているので、求めたいものを抜き出してKPOINTSに記載すればいい。
バンド図を作る場合は、予めfcc Si DOSでやったように通常のk点メッシュで計算しておく必要がある。その後ICHARC=11として計算する。(fcc Si DOS参考)
Results
バンド図の描き方はp4vaspをダウンロードして使うのが一番簡単か。
(私はMacを使っているのだが、Macではうまくコンパイルできなかったし、Linux(CentOS)でもうまくコンパイルできなかった。結局Parallelsで(Win7)で使用することにしたが、いちいちWindowsを立ち上げるのは面倒である。WINEも試してみたがなんか不安定。 vasprun.xmlのパスに日本語が含まれているとダメのようだ。)
出力されたvasprun.xmlをp4vで読み込み、”DOS+bands”→”Show”→Bandsを選ぶとバンド図が出力される。
“Graph”→”Export”でいろんな形式で出力できる。

以下確証はないが、このバンド図はEIGENVALを解析することで書くことが可能。
EIGENVAL
1 1 1 1
0.1482975E+02 0.2757716E-09 0.2757716E-09 0.2757716E-09 0.5000000E-15
1.000000000000000E-004
CAR
fcc Si
4 40 6
0.5000000E+00 0.5000000E+00 0.5000000E+00 0.2500000E-01
1 2.313016 1.000000
2 3.056922 1.000000
3 18.189508 0.000000
4 18.189509 0.000000
5 20.733882 0.000000
6 20.733883 0.000000
・
・
・
1行目: 原子の数 原子の数 ループの数 ISPIN(1:non-spin, 2: spin)
2行目: 体積(Å3) 格子パラメーター(m) ??
3行目: ??
4行目: ??
5行目: INCARのSystemの値?
6行目: NELECT? k点数 NBANDS?
8行目: k点座標 weight
9行目以降: バンド エネルギー ??
EIGENVALからk点間の距離と各バンドのエネルギーを抜き出せば同じグラフを書くことができるはず。ただ、これらを抜き出した値がvasprun.xmlにまとめられているので、vasprun.xmlから必要な値を抜き出せばグラフを書ける。はず。